こんにちは、マリンボーグです。
今回は、公害防止管理者「水質」試験の難易度やおすすめの勉強法をまとめます。本記事は私が実際に水質第一種を受験し、合格に至ったときの体験を基にしています。公害防止の資格に興味のある方は是非参考にしてください。
試験の難易度
まずは試験の難易度について紹介します。
受験科目と合格基準
公害防止管理者「水質」試験は1種から4種までの区分があり、下記のように受験科目が異なります。

資格の合格条件は受験科目全てがボーダーを超えることです。ボーダーは厳密には毎年合格発表時に明らかになりますが、過去の傾向から正答率60%と考えておけば問題ありません。
一部の科目のみ合格した場合は2年後まで合格科目の受験が免除されます。
また、「水質」4種合格者が「水質」1種を受ける、「大気」1種合格者が「水質」1種を受ける場合などは共通する科目は免除されます。例えば4種合格者が1種を受けるとき、受験科目は水質有害物質特論と大規模水質特論のみです。
試験の合格率
一般社団法人産業環境管理協会が公表しているデータによると、平成28年から令和4年までの「水質」試験の合格率(%)は以下の通りでした。
| 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | |
| 1種 | 30.0 | 25.2 | 25.9 | 34.8 | 30.4 | 38.5 | 27.2 | 31.5 |
| 2種 | 16.6 | 12.1 | 12.2 | 18.6 | 17.9 | 21.5 | 13.5 | 18.3 |
| 3種 | 27.8 | 21.3 | 31.4 | 29.0 | 33.2 | 32.0 | 31.3 | 26.5 |
| 4種 | 20.5 | 13.5 | 22.8 | 16.8 | 20.7 | 22.5 | 18.5 | 17.8 |
このデータは過去に合格した科目の免除申請を利用して2-3年かけて合格した人も含まれますので、一発合格率はさらに低いです。
最近は、免除申請した人としていない人を分けた合格率も公表されています。免除申請なしが、いわゆる一発合格率に近い数字です。
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | |||||||
| 免除申請 | あり | なし | 合計 | あり | なし | 合計 | あり | なし | 合計 |
| 1種 | 50.5 | 20.6 | 38.5 | 40.1 | 10.7 | 27.2 | 46.5 | 9.9 | 31.5 |
| 2種 | 44.8 | 6.3 | 21.5 | 29.9 | 3.1 | 13.5 | 38.8 | 4.6 | 18.3 |
| 3種 | 45.5 | 13.6 | 32.0 | 50.0 | 8.2 | 31.3 | 44.9 | 4.8 | 26.5 |
| 4種 | 39.5 | 11.1 | 22.5 | 37.8 | 7.0 | 18.5 | 34.3 | 6.0 | 17.8 |
水質1種は全体の合格率が25-39%に対し、免除申請なしの合格率は10–21%です。
おすすめのテキストと活用法
私が受験勉強した時は、過去問集と公式テキストを使用しました。おすすめの活用法をまとめた後、詳細について説明します。
2. 公式テキストは過去問集と一致する内容を重点的に読む
3. スピード重視で、理解できない所は読み飛ばす
4. 難しい内容は非公式の参考書で予備知識をつける
まず、何よりもお勧めしたいのが過去問集です。
資格取得に最も有効な勉強は公式の過去問を何度も解くことです。私はこの過去問集を解き、間違えた問題や正解したけど理解していない問題を解き…を7回繰り返しました。はじめは過去問集を1周するのに約3カ月かかりましたが、徐々にスピードが上がり、最後は1日以内に1周できるようになりました。
ちなみに過去問集は最新版よりもあえて古い過去問集を購入すると少しだけお得です。理由は、直近3年分ほどの過去問は後述の公式HPでダウンロードできるのに対し、昔の過去問は徐々に手に入りにくくなるためです。
ただし古すぎる過去問は法改正などの最新情報が織り込まれていないといったデメリットもあります。結局は好みの問題になりますので、モチベーション維持に繋がりそうな選択をしていただきたいと思います。
イメージですが、この過去問集を網羅することでボーダーライン付近まで実力をつけられます。この1冊で受かる人もいるでしょうし、「あと1問正解なら合格したのに!」という悔しい思いをする可能性も捨てきれません。あえて悪く言うと、過去問だけを取り組んだ人は試験の難易度や出題傾向に左右されやすいです。
そこでさらに紹介したいのは公式のテキストです。
これは電話帳のように分厚いテキストでドン引きしたくなりますが、複数ページで内容が被ることがあったり、比較的重要度の低い末尾資料が大量にあったりするので見た目の割にはとっつきやすかったです。
過去問集と併用することで合格圏にグッと入り込むことができます。
私は過去問集がメインで、テキストは補助として利用しました。そしてテキストを読み進めるときは過去問と内容が重なる箇所にマーカーを引くなりノートをとるなり、できるだけ手を動かしました。読むだけだと…寝ます。あとは理解できなくても立ち止まらずに先へ先へと読み進め、回数を重ねて薄い理解を積んでいくことも心掛けました。立ち止まると勉強スケジュールの破綻リスクが増えますし、…やっぱり睡魔に負けます。
なお、手を動かすことの役割は五感を使って脳への刺激を深めることです。その反面、文字を書くことで勉強の進みが遅くなるという欠点もあります。できるだけ勉強を遅らせずに手を動かす方法は、読み返すことを考慮せずに殴り書くことです。文字を書く目的は脳への刺激であることを念頭に置き、ガンガン進めていきましょう。
資格の試験問題はこの公式テキストからそのまま出題されることも多いです。完全理解を目指すと負担が大きいので、主に過去問と一致する内容に重きを置いて読むのがおすすめです。
末尾資料の内容が出題されることもゼロではありませんが、正直捨て問題にしてしまって良いと思います。
過去問集と公式テキストに取り組みつつ、実戦形式で力試しをしたいときは公式HPから過去問をダウンロードして印刷するのも有効です。
なお過去問集や公式テキストに取り組むと、予備知識が足りない勉強初期には理解できなくて悔しい思いをする場面が増えると思います。その時は非公式の参考書を頼ることをお勧めします。参考書は上手くまとめられていて図解も丁寧で、とっつきやすいです。
ただし非公式の参考書はまとめられすぎて情報の網羅性に欠ける印象です。よって参考書は予備知識目的とし、読み始めた1ヶ月以内には過去問集に移行するのがおすすめです。
私は予備知識用の参考書として以下の本を購入しました。選ぶ際は書店でパラ読みして好みのものを見つけるのが良いと思います。
まとめ
公害防止管理者「水質」の難易度やおすすめのテキストとその活用法を紹介しました。お役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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